孕ませ屋 THE ANIMATION ＃1|とるだ屋

孕ませ屋 THE ANIMATION ＃1の見どころ

原作は同人界で大ヒットを記録した、なかじまゆか氏（サークル：Digital Lover）のコミック『孕ませ屋』。DL数は累計6万本を超える人気作で、その注目作がついにアニメ化されました。

アニメ版は「とるだ屋」による制作で、動きや演出により原作以上の臨場感が味わえるのが特徴。1話約30分前後のボリュームで、濃密な描写と丁寧なストーリーテリングにより、ただのアダルトアニメに留まらないドラマ性も持っています。

本作のテーマは“孕ませ”ですが、その裏には「特殊な遺伝子を持つ主人公の宿命」と「依頼者である女性たちの葛藤」が描かれ、背徳感と純粋なエロティシズムが絶妙に絡み合った仕上がりとなっています。

主人公・寺田暁斗は、ごく普通のサラリーマン。しかし彼には“怪我の治りが異常に早い”という特異体質があった。かつて祖父が行った遺伝子研究の結果、その体質は「妊娠率を飛躍的に高める精子」を持っていることに起因していると判明する。

その事実を知った寺田は過去の出来事もあって“セックス＝必ず妊娠させてしまう”というトラウマを抱えてしまう。

そんな彼に、精子バンクから奇妙な依頼が舞い込む。
「30歳未満の女性限定」「直接の精子提供＝性行為のみ」という条件で、顧客を妊娠させる仕事を請け負ってほしいというのだ。

胡散臭さに戸惑いながらも、運命に導かれるように依頼を受けた寺田。最初の相手は、夫が無精子症で子を望む既婚女性・飯島来未だった――。

原作の忠実な再現度
　原作コミックの濃厚なシーンを丁寧にアニメ化。キャラクターデザインも原作の魅力をそのまま活かしつつ、アニメならではの動きと喘ぎ声で臨場感が増しています。
ヒロイン・飯島来未の葛藤
　愛する夫との子どもを望む一方で、他人との性交渉に抵抗を覚える。その心の揺れ動きがストーリーに深みを与えています。背徳と純愛の狭間で乱れる姿は必見です。
特殊設定×エロスの融合
　“妊娠率100％に近い男”という設定は単なるファンタジーでありながら、物語に説得力を持たせています。単なる肉体描写にとどまらず、主人公が背負った宿命と快楽の融合が物語をより魅力的に。
軽いNTR要素
　既婚女性との関係という時点で背徳的ですが、描写はそこまで過激ではなく、むしろ「禁断の恋愛ドラマ」として楽しめる程度。重たいNTRが苦手な方でも比較的受け入れやすい構成です。