ノゾキ部屋の向こうで妻は…の見どころ

【レビュー】『ノゾキ部屋の向こうで妻は…』

──「愛している妻」をもう一度女として抱くために…

本作は196ページの大ボリュームで描かれる 心理サスペンス型NTR（寝取られ）漫画。
夫婦愛を取り戻すために始めたはずの“カウンセリング”が、いつしか取り返しのつかない事態へと変わっていきます。

制作形式

ストーリー性を重視した作風のため、直接的な描写のないページが 55ページ前後 と多め。読み応えがあり、じわじわと崩れていく心理描写が見どころです。

主人公・優二は 勃◯障害 を抱えており、愛する妻・七菜緒を「女として抱きたい」という強い思いを胸に秘めていました。

そんな折、怪しげなカウンセラー・楢崎に出会います。
彼が勧めたのは、なんと ノゾキ部屋越しに妻を観察する という奇妙な治療法。

「心理的な距離を取れば、奥様を再び女として意識できるはずです」

その言葉を信じ、半信半疑の妻を説得してカウンセリングを開始する優二。

しかしその先で彼が見たのは、これまで知ることのなかった妻の表情、そして思わぬ“変貌”だったのです…。

心理描写の緊張感
単なるえ◯ち展開ではなく、 夫婦関係と心の揺らぎ がじっくり描かれているのが特徴。
「本当に妻は自分のことを想っているのか？」という不安がページをめくるごとに増していきます。
NTRならではの背徳感
愛する妻が“別の男”によって変えられていく…。
夫の目線で描かれるからこその 焦燥感・絶望感 がダイレクトに伝わります。
ボリューム満点の196ページ
ストーリー部分がしっかり作り込まれており、長編映画のような没入感。
一気に読んでもよし、じっくり味わってもよし。