【レビュー】入院中のムラムラはお母さんで…

入院中のムラムラはお母さんで…の見どころ

入院して1ヶ月が経つ。
自転車通学中の交通事故だった。

ベット生活は暇すぎて死にそうだ…
なにより今どうしようもなく困っている事がある。

それはオナニーができないこと。

手は動くけどまだ強く握れないからシコれない…
情けない話だが毎日オナってた俺にとってこれは死活問題だ…
一日中頭がエロい事でいっぱいになる。性欲のせいで気が狂いそう。

そこで俺は決心した。

「母さん、ヌくの手伝って欲しいんだよね…」

今日は母さんにこの話をしようと心に決めていた。
もちろん今まで母親をエロい目で見た事なんて一度もない。
てか母親でなんて想像もしたくない。
でも今のこの性欲だけはどうしようもないし…
藁にもすがるとはこのことだ。

物語は「入院中」という限定的なシチュエーションからスタートし、少しずつ登場人物同士の距離が近づいていく過程が丁寧に描かれています。急展開ではなく、段階を踏んだ関係構築が本作の魅力の一つです。

登場する女性キャラ（母的立場の女性）は、強引に流されるだけではなく、徐々に自分の感情と向き合っていく様子が描かれ、読み手に「母性」と「女性としての揺らぎ」の両面を感じさせます。

病室という舞台ならではの“抑制された空間”が、物語全体の緊張感を高め、声や行動の制限が逆に印象的な演出として機能しています。そこから徐々に“日常化”していく展開も興味深いと評価されています。

ユーザーからは「退院後の自宅での続きが見たい」「幕間のモノローグが深い」など、次作を期待する声が多く寄せられており、作品としての完成度と読者の満足度の高さを物語っています。

なし崩し的に受け入れる母の愛と感じてしまう可愛らしい描写

ボリュームが多いが中だるみが一切ない構成

彼女ではなくて母親という背徳感

続編へと続くストーリー構成（本作だけでも楽しめます）