いけにえの母4|四畳半書房

いけにえの母4の見どころ

127ページのフルカラーで描かれる本作は、母と息子、不良少年たちの複雑で緊張感あふれる関係を描いたシリーズ第4弾。
母親としての覚悟と、息子のために選んだ“ある行動”が物語の軸となっています。
家族愛と疑念、そしてすれ違いが重なり合うことで、単なる衝撃作では終わらない人間ドラマが展開されます。

主人公の母・ユリエ（36歳）は、一人息子・あゆむを守るため、息子の“友人”である不良少年たちの要求を受け入れざるを得なくなっていました。
それは屈辱的で過酷な状況でありながら、彼女は息子を救うために耐え続けてきたのです。

しかし、そんな母の行動を目にしてきたあゆむの心には、ある疑念が芽生えます。
「母は本当に嫌がっているのか…それとも…？」
息子の胸に広がる不安と混乱は、やがて親子関係を揺るがすものへと発展していきます。

ある日、ユリエが普段とは異なる装いであゆむの部屋を訪れ、不良少年たちの「休憩時間」が始まります。
その光景が意味するものとは――。

『いけにえの母4』は、家族のための自己犠牲と、それがもたらす予期せぬ感情の連鎖を描いた衝撃作です。
母の立場から見れば愛情と覚悟の物語であり、息子から見れば混乱と疑念の物語。
立場によって印象が変わるため、読み手によって解釈の幅が広がります。

シリーズを通しての背景を知っていると、今回の展開がより重みを持って感じられ、
「守るための行動が必ずしも正しいとは限らない」というテーマが一層際立つ作品です。

自己紹介
熟女・人妻ジャンルを10年以上追いかけているライター。
若い子にはない「大人の色気」や「背徳感」に強く惹かれ、数えきれないほどの同人誌を読み漁ってきました。
このサイトでは、**「本当に抜ける熟女同人だけを紹介する」**という視点でレビューを執筆しています。